溶け融けの月

かきたりないからかいてるの

リアル

ここ最近ずっとSyrup16gの曲ばかり聴いている。

どれもこれも心にグサァとくるものばかりで、ぼんやりしてる時に頭に歌詞がぽわぽわ浮かんできて、

これはどういう気持ちでこんな詞を書いたんだろうと考えることも多い。

これはこういう意味です、と明言されてるものってあるのかな?ないような気がする。

セルフライナーノーツのインタビューでも、メンバーにも歌詞の意味は伝えない、みたいなことを言ってるので。


リアルという曲の

「圧倒的な存在感 生身の感情の表現 全ての言葉尻尾巻いて逃げ出すほどのリアル」

「遠いよみんな遠いよ 本当のリアルはここにある」

という歌詞について考えてた。


圧倒的な存在感、生身の感情の表現、というのは、音楽雑誌とかの評価っぽく見える。

そんな全ての言葉が尻尾を巻いて逃げ出すほどのリアル?

もっともっと現実はそんなもんじゃなくて、言葉で表せないもんなんだよ、って。


遠いよみんな遠いよ、本当のリアルはここにある、は

みんなが解釈したりしているものはずっと的外れ、もしくは浅くて、

本当のリアル(本当に曲に込めた意味や感情表現とか)はここにある、ここにしかない、伝わるはずがない、

っぽく見えた。


こんな自分の受け止め方もきっと「本当のリアル」には届いていないんだろう